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ブックマーク / fionfion.seesaa.net (204)

  • Gene Mapper(ジーン・マッパー)を読んだ

    書評】Gene Mapper(ジーン・マッパー) 藤井太洋著 ★★★☆☆ 遺伝子工学や拡張現実が究極に発展した近未来を描いたSF作品だ。なんともスピード感のある文体で、一挙に読んでしまった。まあ多分それがこの作品の正しい読み方なんだろう。娯楽作品としてはなかなかよくできている。 とはいえ、読後感としてはちょっと物足りない。個性的な登場人物の設定は面白いが、それが十分に生かされていない。肝心の主人公は良くも悪くも平凡な男で、全編を通して受動的だ。まあ、この辺は好みの問題だろう。 目新しい技術用語が次々と出てきて面らった人も多かったようだが、それによって作品の舞台がどんな世界なのかが描かれている。SF作品に多い手法だが、記述がくどすぎてわざとらしさが前面に出てきてしまっているのがちょっと残念だ。最新のCG映像をこれでもかってほど見せつけられるだけで内容の薄い、最近よくある映画を見ているよう

    Gene Mapper(ジーン・マッパー)を読んだ
    Fion
    Fion 2013/01/24
    『Gene Mapper(ジーン・マッパー)を読んだ』Fionの与太話|
  • のぼうの城 上下巻を読んだ

    書評】のぼうの城 和田竜著 ★★☆☆☆ ちょいと前に映画の宣伝をやたら見かけたが、まだ映画は見ていない。とはいえ野村萬斎が「のぼう様」を演じたくらいのことは知っている。作品で描かれている「のぼう様」と野村萬斎のイメージがどうも結びつかないが、あれだけの名優だからきっとうまく演じているんだろう。 そんなわけでを読んだ印象だけを語ると、読後にほとんど何も残らない。確かに成田長親は戦国時代を小説にするときに光を当てるには異色な人物かもしれないが、脇を固める登場人物も含めて人物描写が浅く、その魅力が描きこまれていない。多少面白く書かれているのは石田光成くらいだが、これもこれまでさんざん語られてきた光成像のステレオタイプを過度に強調した程度の書きっぷりだ。 忍城攻めのエピソード自体はちょっと面白い話なので、描きようによってはもっと楽しめる作品になっただろうに、もったいないことだと思った。というわ

    のぼうの城 上下巻を読んだ
    Fion
    Fion 2013/01/19
    『のぼうの城 上下巻を読んだ』Fionの与太話|
  • Kindleのアカウント統合で良いこと、困ること

    のアマゾンがKindleストアをオープンするのを待ちかねて、アメリカAmazon電子書籍を買っていた人も多いと思う。私もその一人だが、日Kindle発売を首を長くして待っていたので即購入した。当初の大きな懸念のひとつは、これまでアメリカで買いためた電子書籍の数々を、日Kindleでも読めるかどうかだったが、Amazonはアカウント統合というソリューションを用意してくれた。 要するにアメリカAmazonのアカウントと日Amazonのアカウントを統合して、どちらのショップで購入したコンテンツもひとつのライブラリーにまとめて扱えるというサービスだ。まあ、Kindleのヘビーユーザには当たり前の話なので、知ってる人は読み飛ばして欲しい。 早速私もアカウント統合をやってみた。統合するにあたっての注意点としては、いったん統合してしまったら、アメリカか日のどちらかのショップを選ば

    Kindleのアカウント統合で良いこと、困ること
    Fion
    Fion 2013/01/12
    『Kindleのアカウント統合で良いこと、困ること』Fionの与太話|
  • The Doubleを読んだ

    書評】「The Double」Jose Saramago著 Margaret Jull Costa訳 ★★★★★ 英語訳を読んだのだが、もともとポルトガルのなんだそうだ。ちなみに著者はノーベル文学賞を受賞したポルトガルの人気作家だそうだ。そんなわけでオリジナルのポルトガル語バージョンがそうなのかどうか判断できないが、このの一番の特徴はたぶんその独特な語り口だろうと思う。 ひとつの文章がとにかく長い。更に言うならやたらと理屈っぽい。作家の描写も理屈っぽければ、登場人物の思考回路も理屈っぽい。登場人物の空想と現実の出来事がしばしば連続して語られ、時として作家が読者に直接語りかけたりする。最初は面らったが、読み進めるうちに主人公の白昼夢に迷い込んだような不思議な感覚を覚えた。その足元がふらつくような危うい感覚が、語られている出来事の異常性を増幅し、この作品の世界に引き込まれていく。 ごく

    The Doubleを読んだ
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    Fion 2013/01/11
    『The Doubleを読んだ』Fionの与太話|
  • 日本語が使えるKindle用メモアプリNotePad Plus

    以前Kindle2用のアプリNotePadをこのブログでも紹介したことがあるが、このアプリKindle Paperwhiteには対応していないらしい。Paperwhiteで使える似たようなメモアプリがないか探してみたら、あった。Notepad Plusという。単にメモを取るだけでなく、フォルダを作れたりカレンダーを内蔵していたりと、オマケがいくつかついてくる。残念ながら今のところアメリカAmazonでしか買えないが、アカウント統合をしている人なら、居住国設定をアメリカに変更すれば購入可能だ。 《日語が使える》 アメリカでしか売ってないアプリなので、どうせ英語しか使えないだろうと思い込んでいて、そのつもりで使い始めたのだが、なんと日本語入力ができる。当然ながらメニューや説明は英語のみだが、日語でメモが作成できるだけでもだいぶ助かる。ちょっとびっくりした。とはいえ、文字の入力は端末の入力

    日本語が使えるKindle用メモアプリNotePad Plus
    Fion
    Fion 2012/12/29
    『日本語が使えるKindle用メモアプリNotePad Plus』Fionの与太話|
  • 天才柳沢教授の生活(1)を読んだ

    天才柳沢教授の生活(1)山下和美著 ★★★★☆ 20年ほど前のことだと思うが、漫画好きの友人に「この主人公、お前の親父さんによく似てるぞ」と薦められ、1話か2話読んでみたことがある。当時の漫画は娯楽色が強いものというイメージが一般的だったので、中年親父が主人公というのが意外だった。しかも、亀有の両さんのようなハチャメチャな親父ではなく、うちの父と似ているという。 当時の父は民間企業に勤める真面目だけが取り柄のサラリーマンで、多少まじめの度が過ぎて変人扱いされることもあったが、至って平凡な人物だった。そんなもん題材にして娯楽作品になるのだろうかと、訝しながら手に取ったことを覚えている。 読んでみると、この作者もしかしてうちの父を見ていてこの作品を書いたのじゃないかと思うくらい柳沢教授の一挙手一投足は父そのものだった。70歳を目前にして突然運転免許の取得を思い立った父は、道交法を丸暗記して試験

    天才柳沢教授の生活(1)を読んだ
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    Fion 2012/12/28
    『天才柳沢教授の生活(1)を読んだ』Fionの与太話|
  • 「2014年、中国は崩壊する」を読んだ

    書評】「2014年、中国は崩壊する」宇田川敬介著 ★★★★☆ 実はKindle Paperwhite日語版が届いて最初に読んだ和書がこれだ。最近はあまり関わっていないが、かつて私自身中国で商売をしていたことがあって、中国にはちょっと関心がある。こので紹介されている「黒子」、つまり「ひとりっ子政策」下の中国では許されない第2子以降の戸籍を持たない人たちも、実際に知り合いに何人もいる。 大雑把に要約すると、つかみは尖閣で、ばくっと中国社会の成り立ちや地政学的なミッションを解説し、後半で中国が崩壊するシミュレーションを展開する、といった構成だ。「国の拡大主義は限界が近く、すでに自壊の徴候が現れている。習近平新体制への移行後、2014年に中国バブルの破裂から一党独裁体制は崩壊する。衝撃のシミュレーションを公開!」などという大仰なキャッチフレーズがついていたが、シミュレーション自体はそれほど衝

    「2014年、中国は崩壊する」を読んだ
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    Fion 2012/12/22
    『「2014年、中国は崩壊する」を読んだ』Fionの与太話|
  • Amazon純正「Send to Kindle」がなかなか良い

    Webサイトの記事をKindleに送るサービスについては以前にもいくつか紹介したが、しばらく前にAmazon純正の「Send to Kindle」がリリースされた。そこで遅ればせながらちょっと使ってみた。 「Send to Kindle」はGoogle ChromeとFire Fox用のプラグインがある。他にパソコン用とかも配信されているが、Webの記事を送るツールということでブラウザ用プラグインに注目してみる。 《Send to Kindle》 残念ながら今のところ日のアマゾンでは配信されていないようだが、アメリカAmazonのサイトで無料で配っている。セットアップはほんの1~2分で済むが、利用するにはアメリカAmazonのIDとパスワードが必要になる。 Send to Kindleへのリンク: Send to Kindle for Chrome Send to Kindle fo

    Amazon純正「Send to Kindle」がなかなか良い
    Fion
    Fion 2012/12/15
    『Amazon純正「Send to Kindle」がなかなか良い』Fionの与太話|
  • Kindle日本語版で使えないサービス

    在住のKindleユーザとしては結構孤独な日々が続いていたが、日語版Kindleが発売になって周囲にKindleユーザが増えてきた。先日もKindleを注文したという友人と、面白いを紹介しあっていたときに、ふとKindleの貸し借り機能を思い出した。「よし、それじゃお前のKindleが届いたら、さっき話したを貸してやる。2週間で読めよ。」と言って別れた。 ところが日のアマゾンのサイトで自分のをチェックしたら、当の貸し借り機能がついていない。便利な機能なのでちょっとがっかりだ。他にも日で無効になっているサービスがあるかもしれないと思い調べてみたら、日ではKindleアプリもiOSとAndroid用しか配信されていないようだしCloud Readerもない。なんだか初期のKindleに戻った気分だ。 《アメリカでやってる日で使えないサービス》 貸し借り機能:自分の持っている

    Kindle日本語版で使えないサービス
    Fion
    Fion 2012/12/08
    『Kindle日本語版で使えないサービス』Fionの与太話|
  • Kindle PaperWhiteのバグ発見

    そんなわけでかれこれ2週間ちょっとKindle PaperWhite日語版を使っているが、バグをひとつ見つけた。PaperWhiteから追加された新しい機能の読書残り時間表示だが、これがを読み進めていくうちに、どんどん増えていくのに気づいた。 PaperWhiteでは読書の残り時間を画面に表示させることができる。読んでいるを開いた状態で、メニューから「読書の進捗状況」を開き、表示させたい項目を選択すればよい。標準言語を日語に設定した状態で英語を読んでいると、残り時間が増えていく。日語のを読んでいる時は、ちゃんと減っていく。右綴じと左綴じを間違えているのかとも思ったが、今読んでいる章の残り時間は英語でも減っていくので、そう単純でもなさそうだ。 を読んでいるときには表示も小さいし内容に熱中しているのでそれほど気にならないからいいのだが、Amazonに知らせたほうがいいだろ

    Kindle PaperWhiteのバグ発見
    Fion
    Fion 2012/12/04
    『Kindle PaperWhiteのバグ発見』Fionの与太話|
  • ご無沙汰です

    リストラ、就活、再就職、研修等々、個人的に多忙だったせいでこのブログもしばらくほったらかしになっていたが、ようやくちょいとゆとりができてきた。忙しかったとはいえ、世の中に無関心だったわけでもを読むのをやめていたわけでもない。 ばくっと電子書籍関連の出来事をピックアップすると、まずAmazonに先立って楽天がKoboを売り出したわけだが、正直あんまり興味は引かれなかった。日Amazonが日語版Kindleの「近日発売」をすでに発表していたし、そっちを待ってればいいかと漠然と思っていたわけだ。それに発表された情報を見る限りKoboは端末としてはそれほど目新しいものでもない。 《楽天Koboのこと》 ところが、8月の終わりごろだったか、楽天からKoboのモニタ依頼のメールが来た。なんでもKoboを無料で提供するから、2回ほどアンケートに答えろといった内容だった。無料でもらえるなら試してみ

    ご無沙汰です
    Fion
    Fion 2012/12/01
    『ご無沙汰です』Fionの与太話|
  • The Rook: A Novelを読んだ

    書評】Daniel O'Malley著 The Rook: A Novel ★★★★★ ジャンルとしてはスーパーナチュラル系サスペンスといったところだろうか。 『あなたへ、 今あなたが着ている身体は、以前私のものでした。』 ちょっと好奇心を刺激されるこの書き出しに釣られて、一挙に読んでしまった。主人公はミファニー・トーマスという若いイギリス人女性だ。といっても最初は人は自分の名前すら知らない。これは記憶を失った主人公に宛てた、記憶を失う以前の人からの手紙だ。つまり、読者は主人公と同じ白紙の状態で手紙を読み進めていくことになる。 ミファニーはイギリスの秘密機関のエージェントだ。何者かに命を狙われていて、何らかの襲撃を受けた結果、記憶を失うことになったらしい。事前にそれを予期していたかつてのミファニーは、記憶を失った自分自身に宛てて手紙を残したのだ。だが、かつてのミファニーにも、誰がどう

    The Rook: A Novelを読んだ
    Fion
    Fion 2012/02/23
    『The Rook: A Novelを読んだ』Fionの与太話|
  • The Hunger Gamesを読んだ

    書評】Suzanne Collins著 The Hunger Games (洋書) ★★★★☆ ジャンル分けとしては、若者向け冒険小説とかSFとかアクションとかに分類されるようだ。この「The Hunger Games」から始まる3冊からなるシリーズだ。というわけで、★4つの評価は「The Hunger Games」単品としてではなく、3冊全部のシリーズとしての評価としたい。ちなみに個別の評価内訳は以下のとおりだ。 The Hunger Games (1冊目) ★★★★★ Catching Filre (2冊目) ★★★★☆ Mockingjay(3冊目) ★★★☆☆ まあ、簡単に言うと最初の1冊は結構面白くて、一挙に読んでしまって、2冊目も勢いで読んでしまったけど、物語の終盤に近づくにつれてだんだんショボくなってくるという印象を持った。とはいえ、全般的にはなかなか楽しめる娯楽小説だ。A

    The Hunger Gamesを読んだ
    Fion
    Fion 2012/01/20
    『The Hunger Gamesを読んだ』Fionの与太話|
  • Kindle4とのつきあい方(2)- 便利Tips

    Kindle4、つまりタッチパネルじゃなくて安い方は、一部でKindle4 NTと呼ばれているらしい。NTというのは「No Touch」 - タッチパネルじゃない、ということだそうだ。キーボードがなくなったので、これまでのKindleで便利に使っていたいろんなショートカットが使えなくなる。Kindle4だとどうなるのか、便利そうな機能を集めてみた。あちこちのサイトで似たようなTip集が出始めているが、必ずしもそのとおりに動作するとは限らない。とりあえず自分の端末で動作確認したものを並べてみる。 スクリーンショット: キーボードボタンを押し続けたまま、メニューボタンを押す。5秒くらい待つと画面がフラッシュしてスクリーンショットがとれる。画像ファイルは、これまでのKindle同様、Documentsフォルダ内に自動的に保存されるので、USBでパソコンにつないで取り出せる。 大文字入力: オンス

    Kindle4とのつきあい方(2)- 便利Tips
    Fion
    Fion 2011/10/28
    『Kindle4とのつきあい方(2)- 便利Tips』Fionの与太話|
  • The Sentinelを読んだ

    書評・洋書】Jeremy Robinson著The Sentinel (A Jane Harper Horror Novel) ★★★★☆ 2~3週間ほど前のある日、このの著者自ら私のTwitterアカウント宛にダイレクトメッセージを送ってきて、これを読んでくれと依頼されたので、それならと読んでみた。ネット時代の作家は、こういう営業活動もするものなのかと、ちょっと感心した。普段は好んでホラーを読むことはあまりないのだが、たまにはいいかもしれない。 主人公のJane Harperは軍人の父親に厳しく鍛えられて育ったかなりタフな女性だ。グリーンランド沖で遭難した船から、命からがら逃げ出した乗員たちが上陸した島は、ゾンビの島だったという話だ。ゾンビらしきものは、実はゾンビではなく謎の寄生生物に操られていた動物や人間だったのだが、はっきりとした正体は最後までよくわからない。船の遭難から逃げ延び

    The Sentinelを読んだ
    Fion
    Fion 2011/10/26
    『The Sentinelを読んだ』Fionの与太話|
  • Car Guys vs. Bean Countersを読んだ

    書評・洋書】Bob Lutz著 Car Guys vs. Bean Counters: The Battles for the Soul of American Business ★★★☆☆ ビジネス書とかMBAの読み物などとして分類されているのようだが、著者の意図には反するかもしれないがエンターテイメントの要素が多い著作だ。ちょっと退屈な部分もあるが、全般的に楽しんで読めた。 著者のBob Lutzは実際にクライスラー、フォード、BMW、そしてGMと、有名どころの自動車メーカーを渡り歩いてきた人物で、GMが破綻したときにVice Presidentだった人物だ。タイトルにある「Car Guys」とは車作りをよく知っている現場あがりの人たちを意味していて、「Bean Counters」はスマートな経営者たちを示す。Bean Counterというのは直訳すると「豆を数える人」ということだ

    Car Guys vs. Bean Countersを読んだ
    Fion
    Fion 2011/10/14
    『Car Guys vs. Bean Countersを読んだ』Fionの与太話|
  • Kindle4との付き合い方

    先日入手したKindle4でしばらく遊んでいる。私個人の評価としては、全般的に好印象だ。Kindle4とは今回発表になったKindleの3モデルのうち一番安くてシンプルな端末だ。今のところ新機種のうちこれだけが海外向けにも販売していて、広告無しバージョンの高い方なら日からも注文できる。 Kindle4はこれまでのKindle同様タッチパネルではないので、ページめくり等の操作は端末についているボタンで行なう。でも、Kindle3までの機種についていたハードキーボードはついていない。3Gもないし、オーディオ機能もない(だから、テキスト読み上げ機能、MP3の再生、オーディオブックが使えない)。とにかく必要最低限の機能に絞り込んだ、廉価版電子書籍端末になっている。 《とにかく軽い》 端末の重量が170gと非常に軽い。300ページくらいの普通の文庫の重量が大体200gだから、文庫1冊持ち歩いてい

    Kindle4との付き合い方
    Fion
    Fion 2011/10/13
    『Kindle4との付き合い方』Fionの与太話|
  • Kindle Fireは多分日本に来ない

    先日Amazonが発表した新型Kindle3機種だが、一番注目されているのはなんといってもAndroidタブレットのKindle Fireだ。今のところ日からは購入できないが、将来日で発売されるときに備えてチラチラ調べてみた。知れば知るほど、こりゃ当分日には来ないなというのが正直な感想だ。AmazonはFireの他にもタブレット端末を準備しているという話もあるし、Fireは米国内向けの過渡期的端末になるのかもしれない。 《鍵はクラウドサービス》 というのも、Kindle FireはAmazonのクラウドサービス抜きではほとんど魅力のない端末だからだ。そしてそのクラウドサービスのほとんどは、今のところ米国内に限定されている。Amazonのクラウドサービスでは、これまでの電子書籍関連サービスに加えて、映画テレビ番組、音楽の配信などが提供される。これらデジタルコンテンツはクラウドに保存さ

    Kindle Fireは多分日本に来ない
    Fion
    Fion 2011/10/12
    『Kindle Fireは多分日本に来ない』Fionの与太話|
  • アメリカ限定版Kindleを買ってみた

    以前にもちらっと書いたことがあるが、通販大国アメリカには国外居住者のための転送サービスが充実している。アメリカ国内の住所を提供してくれて、アメリカ国内の通販で購入した品物を受け取って、国外に発送してくれるサービスだ。他にもアメリカ国内での購入代行をしてくれるところなど、いろいろある。そういうサービスを利用して、アメリカ国内限定の新型Kindleを買ってみた。 まず、今回発売になった複数の機種のうちどれを買うかだが、Kindle Fireはまず除外される。Kindle Fireは端末だけを見るとRIM社のPlayBookの廉価版みたいだが、アメリカ国外での用途が極端に限定される。Kindle FireはAmazonが提供するクラウドサービスと密接に連携して様々なサービスが提供されるようになっているのだが、このクラウドサービスが今のところアメリカ国内に限定されているからだ。つまりは、端末だけ持

    アメリカ限定版Kindleを買ってみた
    Fion
    Fion 2011/10/11
    『アメリカ限定版Kindleを買ってみた』Fionの与太話|
  • 新型Kindle:無料3Gは大幅制限

    新型Kindleが発表になって、一部の機種で無料の3G接続が継続されたのは喜ばしいことだと思っていたが、実はそうでもなかったようだ。3Gオプションが残ったのはKindle Touchという機種のみで、Kindle FireやKindle4には最初から3Gモデルはない。これまでのKindleの3Gモデルでは、3Gでのインターネット接続は無料で使い放題だったので、Kindle Touchも同じように3G使い放題だろうと思ったたくさんの人たちがKindle Touchの3Gモデルを注文したようだ。 ところが、Kindle Touchの3Gモデルでは、3Gの接続はKindle ShopとWikipediaに限定されることになったそうだ。もちろん簡易ブラウザは搭載していて、WiFi接続でならこれまでどおりWebのブラウジングが可能だが、WiFiがない環境ではそれも使えなくなった。 まあ、無ければ無い

    新型Kindle:無料3Gは大幅制限
    Fion
    Fion 2011/10/06
    『新型Kindle:無料3Gは大幅制限』Fionの与太話|