東京電力の福島第1原子力発電所の事故で、経済産業省の原子力安全・保安院は12日、広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとして、国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げる方向で検討に入った。政府関係者が同日、明らかにした。 「レベル7」は、旧ソビエトで25年前の1986年に起きたチェルノブイリ原発事故と同じ評価。原子力安全・保安院は早ければ12日中にも、原子力安全委員会とともに記者会見し、評価の内容を公表する。 原子力施設で起きた事故は、原子力安全・保安院が、原発事故の深刻度を示す「国際評価尺度(INES)」に基づいて、レベル0から7までの8段階で評価している。 原子力安全委員会はこれまでに、福島第1原発からは最大で1時間当たり1万テラベクレル(1テラベクレル=1兆ベクレル)の放射性物質が、数時間にわたり放出されたと試算していた。安全委で
原子力安全委員会は11日、福島第1原発事故で新たに「計画的避難区域」となる予定の福島県浪江町の一部で、事故発生から1年間の積算被曝(ひばく)放射線量が300ミリシーベルトを超えるとの推計を明らかにした。 政府は、1年以内の積算被曝線量が20ミリシーベルトに達する恐れのある地域を計画的避難区域とする方針だが、推計値はその15倍以上となる。 原子力安全委は、人体に影響を与える恐れを認めた上で「4月初旬の測定値が、来年3月まで継続すると仮定した推計で、実際の積算線量はこれより低くなると考えている」と説明した。 原子力安全委の班目春樹委員長は会見で、計画的避難区域の設定について、福島第1原発事故が収束した時点で見直すことが適当とし、数カ月は解除されないとの見通しを示唆した。浪江町「住民の補償が先」と東電の見舞金拒否
読書サイト「ブクログ」スタッフが開いた昔ながらの読書会。仮想空間の読書会ともいえる「ソーシャル・リーディング」はどのような読書体験をもたらすのだろうか? 古くからある「読書会」が、仮想空間で開かれたら? ネットや電子書籍の浸透とともに、新しい読書の形、「ソーシャル・リーディング」が広まっている。ウェブの特性を活かして他の読者と読書体験を共有、より理解を深めるもので、気になった部分を表示できたり、感想をツイッターに投稿したり。電子書籍端末や読書サイトなどで、さまざまな試みが始まっている。(猪谷千香) 米アマゾンの電子書籍端末「キンドル」では、ハイライト機能が使える。他のユーザーがラインを引いた部分をキンドル上に表示、最もラインが多かった部分もわかる。ツイッターやフェースブックなど外部のSNSに感想を投稿することも可能で、ユーザー間の電子書籍貸し出しも年内に開始する予定だ。 「電子書籍だからで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く