食糧と競合せぬバイオ燃料 日本で実験プラント設置へ2008年7月6日6時58分 印刷 ソーシャルブックマーク 食糧と競合しない、日本初の「第2世代バイオ燃料」の開発プロジェクトが動き出す。稲わら・麦わらを原料に農林水産省の補助を受け、大成建設とサッポロビールが北海道で、三菱重工業などが兵庫県で、それぞれ実験プラントを設置する。 大成とサッポロは北海道恵庭市のサッポロ工場内に、三菱と財団法人ひょうご環境創造協会は兵庫県明石市と播磨町にある三菱の工場内に、それぞれ製造プラントを今年度内に造る。 製造能力は、それぞれ年間約1千リットル、800リットル。事業費はそれぞれ7億円、12億円で、ほとんどが農水省からの交付金。来年度からの燃料の製造を目指す。稲わら・麦わらは周辺の農家などから譲り受ける。 トウモロコシやサトウキビなどが原料の「第1世代バイオ燃料」は食糧高騰の要因と見られ、世界的に問題視され