新国立競技場の整備計画を巡り事業主体であるJSC=日本スポーツ振興センターの対応に批判が集まるなか、河野一郎理事長が退任し、後任にサッカーJリーグの前のチェアマンの大東和美氏が就任する方向で調整が進められていることが分かりました。 こうしたなか、JSCの河野理事長が今月末の1期目の任期満了のあと再任されず、退任することが分かりました。計画の事業主体であるJSCに対しては、前の計画で建設費が当初の1300億円から乱高下を繰り返し、最終的に2倍近くに膨らんだことに責任を問う声が相次いでいて、河野理事長が再任されない見通しになったのはこの責任を事実上、取った形とみられます。 後任については、サッカーJリーグの前のチェアマンの大東氏が就任する方向で調整が進められていることが分かりました。大東氏は66歳。サッカーJリーグ、鹿島アントラーズの社長などを経て、2010年から去年1月までJリーグのチェアマ