昨日告示された北海道5区の補欠選挙に注目をしている。告示前に北海道新聞社主催で開催された公開討論会では、経済の和田、福祉の池田と立ち位置の違いが明確になったと各紙は報じていたが、用意された質問にそれぞれ2分ずつ答えるだけの討論会に、アメリカの大頭領選挙などに見る候補者同士の丁々発止のやりとりが見られなかったのは正直言って残念に感じた。 まして、野党側の女性候補が、福祉以外の政策について終始原稿を読んでいたのには軽く失望を禁じ得なかった。私はそもそも頑固な二大政党論者で、与野党がせめて6・4くらいの力関係であることが、民主主義社会として必要だと考えているので、一強多弱の政治状況を深く憂いてきた。官僚の友人が「自民党の少なくない一、二年生の議員の勉強不足や人間的な軽さが気になる」と言っていたが、自民党の友人にそのことを伝えると「反論できない」と即座に答えられて愕然としたものだ。 それだけに、今