「シャーロック・ホームズ」全60作品を自力で翻訳し、Web上で無料公開しているサイト「コンプリート・シャーロック・ホームズ」。サイト管理者である寺本あきらさんが、ホームズ作品に込められた“謎”を解読していく連載が始まります。 第1回は、ホームズ作品の挿絵を描いた画家「シドニー・パジェット」とその作品について。絵の構図や題材から見えてきた、ホームズの“神秘の妻”とは? 「私の『シャーロック・ホームズ』に挿絵を描いた画家と会う機会があれば、彼の挿絵にどれほど感謝しているか伝えていただければさいわいです」(コナン・ドイル) 『The Adventures of Sherlock Holmes (Oxford World's Classics)』より ホームズ=イエス? ちりばめられた宗教画モチーフ 絵には「読み物」としての側面があります。礼拝堂を見上げて、宗教画の色彩と形を純粋に味わうのはすばら
![「シャーロック・ホームズ」挿絵に秘められた暗号 キリスト教モチーフから読み解くホームズの「神秘の妻」とは](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8fa37adc558d5bd746e94567e138aa6c17057cca/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1709%2F02%2Fcover_news004.jpg)