コーチ不在のまま要としたことも口にせず涙を流した宇野昌磨。その理由とここ半年余りの経緯を綴ろう。何か彼の助けになるならば。 1. ひとりぼっちのキス & クライ 2. 経緯 3. トッププレーヤー 4. 手の差し伸べ方 5. 責任 1. ひとりぼっちのキス & クライ キス&クライでの宇野昌磨 2019年11月2日に行われたフィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯(グルノーブル)のFSにおいて、 宇野は5回の転倒を繰り返した。 4位に終わったSPより更に順位を下げ、 総合8位という、シニアに転向してから最低となる結果に終わった。 ひとりでキス & クライの座につき うなだれ涙し、それでも頑張って笑おうとする宇野に 胸が引きちぎられそうな痛みを覚えた。 昌磨、分かっているんだ。 君の気持ちは分かっているんだ。 全てを受け止めているから … と叫びたくなった。 2. 経緯