非正規雇用で働く人が同じ企業で5年を超えて働いた場合、契約期間の定めのない雇用に切り替える「無期転換ルール」について、厚生労働省が初めて実態調査を行った結果、実際に希望した人は27%余りでした。厚生労働省は「周知が十分でない可能性があり対策を検討したい」としています。 「無期転換ルール」は、非正規雇用で働く人が1年や半年などの契約を更新し、同じ企業で5年を超えて働いた場合、本人が希望すれば企業に対して期間の定めがない無期雇用への切り替えを義務づけるものです。 2018年4月から無期雇用への切り替えが始まっていて、厚生労働省は初めて実態調査を行い、企業などの5662の事業所から回答を得ました。 それによりますと、5年を超えて働いた人のうち、このルールに基づいて企業に対して無期雇用への切り替えを希望したのは27.8%でした。 雇用の安定を目的としたこのルールについて、働く人たちはどう考えている