朝日新聞の記事によると、三洋電機は携帯電話事業を京セラに売却する方針を固めた、とのことだ。 経営再建中の同社は、充電池などの中核事業に投資を集中させるために今回の決定となった、と記事では述べられている。ちなみに京セラ以外ではシャープにも打診していたようだが、条件面で京セラとなった模様だ。この売却が成立すれば、国内シェア2位のパナソニックモバイルコミュニケーションズ(11.4%)を上回る(三洋7.6%、京セラ約5%)見込みだ。また、北米の携帯通信大手「スプリント・ネクステル」に三洋電機が端末を供給している関係で、京セラにとっては北米市場における大口販路が手に入るメリットもある、とされる。 この報道に対し、三洋電機はニュースリリースの中で「携帯電話販売代理店業を除いた携帯電話端末事業については、強化に向けてあらゆる検討を進めています」とし、100%子会社である「テレコム三洋」の全株式を三井物産