ことし7月に世界文化遺産に登録された新潟県の「佐渡島の金山」をめぐり、24日、佐渡市で、すべての労働者のための追悼式が開かれました。 追悼式は、登録にあたって日本の政府代表が「毎年、現地において執り行われる予定だ」と説明していたもので、地元の自治体や市民団体などで作る実行委員会が主催し、生稲外務政務官や新潟県の花角知事など、70人が出席しました。 一方、韓国政府の代表や韓国人の遺族は予定していた出席を見送りました。 式典では、最初に主催者を代表して、市民団体の会長の中野洸さんが「すべての労働者のご苦労があって世界遺産に登録されたということを認識し、亡くなられた方すべてに哀悼の意を表する」と述べました。 続いて生稲外務政務官が「労働者の中には、戦時中の政策に基づいて朝鮮半島から来られた多くの人が含まれ、過酷な環境のもとで困難な労働につき、残念ながら、亡くなられた方もいた」と述べました。 その