(セ・リーグ、阪神2×ー1巨人、6回戦、阪神3勝2敗1分、18日、甲子園)現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(76)は延長十回2死二塁での阪神バッテリーに言及。梅野隆太郎捕手(32)の配球を絶賛した。 流れを変えた森下も、サヨナラ打を放った佐藤輝も褒めたいが、バッテリーに焦点を当てたい。象徴的な場面は延長十回2死二塁、加治屋が吉川に投じた2球目のフォークがワンバウンドし、梅野は後逸を阻止。そこで吉川はフォークは捨てたはずだ。梅野はカーブをはさんで再びフォークを選び、空振り。ここで勝負アリだった。最後は直球で空振り三振。連投回避のため岩崎、ゲラを使えない中、西勇、桐敷、島本、加治屋で1失点勝利したのは大きい。 打線は相変わらずビッグイニングを作れない。菅野の前にスライダー、カットボールに加え、内角高め