数年前、あるWEBマンガに夢中になった。 薬の種類や病状の話題も豊富で、うつ病患者とその周囲の人の悩みの本質に突っ込んでいるマンガだった。 うつというデリケートな問題を大胆に描く。人生経験がなければ難しいだろう。 プロフィールページを見て、驚いた。 中学2年生。 まじか。うそだろ。 その作品の名前は『メンヘラちゃん』。今では単行本化されている。 当時中学生、今は大学生になった作者、琴葉とこが描いた自分の学生時代の記録が『学校に行かなくなった日』。 小学校から中学校の不登校生活の記録だ。 「学校に行きたい、でも行けない。学校に行きたい、けど行きたくない。 どうすればいいのかわからない」 「もちろんそれは私自身にとっての答えであって、万人共通のものではありません。こういったパターンもある。そんな気軽な気持ちで読んでいただけたらこれ幸いです」 親しくなった友人の様子など、好意を抱いている相手の表