作業用ロボットは、上半身の各動作の指示を遠隔地から受け取り、さらにロボットの両目から操作者へ映像を送る仕組み。新日鉄住金ソリューションズによれば、従来のLTEでは十分な通信ができなかったため、NTTドコモと協力し5Gでの通信を用いることで、より遅延が少なく、ロボットから人へ精細な映像を送ることが可能になった。 ロボットの手には圧力センサーを搭載しており、グローブをはめて遠隔操作する人がロボットの指からフィードバックを得られる。8日の報道陣向けイベントでは、操作者の後ろにロボットを配置することで操作者自身の背中を見ながら自身の肩をもむ「幽体離脱」のデモが行われた。 ロボットの下半身には、ソフトバンクのロボット「Pepper」のようにタイヤを配置。操作者の足踏みに合わせて、前進や後退、カーブ、回転ができる。下半身を二足歩行にする可能性は「ゼロではない」が、「脚の動作データの通信にはさらに高速な