古地図を持って散歩するのがブームらしい。 ぼくはわりと地図が好きなほうなので、本屋で見かけた古地図の本をよく買うのだけど、そういう古地図はたいてい江戸時代のものが多い。がんばっても幕末から明治時代ぐらいまでのものがほとんどだ。 しかし、古地図って江戸時代だけのものじゃなくて、数十年前の昭和時代の地図でも立派な古地図ではあるはずだ。 そんな中途半端な古さの古地図をたよりに大名屋敷やお城ではない、もっと身ぢかな物件を探して散歩をしてみたい。 ※2011年3月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載しました。 「中途半端な古さ」といえどもすさまじい変貌ぶり。 各ご家庭によくある住宅地図 今回、家にたまたまあった中途半端な古さの古地図のうち、昭和44年の江東区住宅地図と、昭和30年代~50年時代の東京都区分地図をたよりに江東区を散歩してみたいと思う。 まずはさっそく区分地図で江東区を眺めてみる