直径2センチほどの小さな花をつけた桜=阪南市立桃の木台小学校 大阪府阪南市桃の木台5丁目の市立桃の木台小学校で、校門そばの桜(高さ約8メートル)が、今月下旬から数十輪の花を咲かせ、児童らは「何でやろ」と首をかしげている。 同校によると、桜はソメイヨシノとみられ、今月中旬、毛虫に葉をすべて食べられた。24日ごろから新しい葉が出て、直径約2センチの花をあちこちにつけているのを塩崎康行教頭(56)が見つけた。竹田義(ただし)・府立花の文化園業務課長によると、夏ごろに葉の中でつぼみを休眠させる物質が作られるが、葉がなくなったため、つぼみが開花したとみられるという。塩崎教頭は「不思議な自然現象として、授業で使えそうです」と話していた。(佐藤達弥)