富豪たちのリゾート地として栄えた「バイア」バイア(Baiae)は現在、イタリア南部・ナポリ湾の海底に水中遺跡として眠っています。 この地はかつて、紀元前100年から紀元後500年頃にかけて古代ローマの富豪たちで賑わったリゾート地でした。 ローマの富裕層が休暇を過ごすために訪れていた楽園であったため、別荘や邸宅、大浴場、神殿などが数多く建てられていたのです。 かの有名なカエサルや暴君ネロ、哲学者のキケロやローマ皇帝ハドリアヌスなどもバカンスに訪れていたことが記録されています。 水中に没したバイアの像 / Credit: en.wikipedia バイアは紀元前100年頃に土地開発が始まり、ローマの共和国時代(BC509〜AD27)の後期になって富裕層のリゾート地として脚光を浴びるようになりました。 その後、海岸線に沿って並ぶ豪華な別荘群がバイアを代表する景観となっていきます。 それに加えて、