(CNN) 世界の野生種のコーヒーのうち、60%が絶滅の危機に瀕している――英国とエチオピアの研究者らが、このほどそのような報告を科学誌に発表した。人間の活動に由来する環境の変化などが原因だという。 具体的には気候変動や森林伐採、干ばつ、植物病の影響だとしている。英ロイヤル・ボタニック・ガーデンズ・キューの上級研究員アーロン・デービス氏はCNNに対し、植物としてのコーヒーは極めて限定的な環境で生育すると指摘。乱伐でそうした環境が奪われるのはもちろん、気候変動に伴う気温の上昇や雨量の増加で従来のように生育できなくなる恐れがあると警鐘を鳴らした。 そのうえで「人類による森林への進出と伐採の脅威を考慮すると、一部の品種は向こう10~20年で絶滅する可能性がある。とりわけ気候変動による影響が重なるとそうなる」と述べた。 各国政府や生産業者が品種の保護を強化し、コーヒー豆の備蓄を増やさなければ、消費
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