“毒親(どくおや)”という言葉は今や世間にすっかり定着した感があります。以前、遠野なぎこさんが自伝小説で毒親について告白をしたことで話題となったのは記憶に新しいですが、実際、自分を育ててくれた親を、“毒親“と呼ばなければならないのは、悲しいことですね。 でも、「私は大丈夫」と他人事でいるのはちょっとキケンかもしれません。毒と言ってもすぐに死に至らしめるような“猛毒”ばかりではありません。じわじわと身体や心をむしばんでいく毒もあるのです。 もし、あなたにも毒親の芽が生え始めているとしたら……!? 今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)の著者で、日本と欧米双方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、毒親予備軍の2つの兆候についてお話します。 兆候その1:わが子の悪いところばかり目につく 子どもが生まれた時は、「元気でさえいてくれれ