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  • クルーグマンの「財政緊縮狂」批判

    2008年のノーベル経済学賞受賞者であるアメリカ経済学者ポール・クルーグマンが、「国家債務危機」と「財政緊縮時代」に抗して、現代のケインズらしい論陣を張っている。2012年9月30日の「ニューヨーク・タイムズ」のコラムを「ヨーロッパの緊縮財政狂」(Europe's austerity madness)と題する。 《経済政策の目的は雇用創出》 ここでのクルーグマンの主張は、経済政策の目的をデフレ・ギャップの解消と雇用造出とするものである。現在、経済学界のみならず、ビジネスパーソンから一般大衆―我々のジョッキ片手の居酒屋談義―までが「ケインズ経済学」は、その有効性を失ったとするのが常識である。しかしクルーグマンは違うというのである。 ユーロ危機は一進一退を続けている。このコラムの頃に、ヨーロッパ中央銀行(ECB)による財政危機国家の国債取得などの救済策が具体化して世界市場は一旦沈静化した。し

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