ドイツの2019年の貿易額は輸出入ともに前年からほぼ横ばいで、貿易収支額は前年より減少したものの引き続き黒字であった。本稿では、ドイツ連邦統計局が発表する2019年の貿易統計の中から、主要品目や主要相手先国・地域に着目して前年と比較することで、ドイツの貿易にどのような変化があったのかを整理する。また、日本との間での貿易額や主要品目の変化をみることで、2国間の貿易についても分析する。 ドイツ連邦統計局によると、ドイツの2019年の貿易(通関ベース)は、輸出が前年比0.8%増の1兆3,277億7,200万ユーロ、輸入は1.5%増の1兆1,045億6,800万ユーロと、双方向で前年からほぼ横ばいであった。貿易収支は2,232億400万ユーロの黒字となったが、黒字額は前年から55億1,600万ユーロ減少した。主力の道路走行車両の輸出減に対して、輸入は大幅に増加するなど、主要品目である機械および輸送
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