はじめて解明された恐竜のお尻の穴...... Bob Nicholls/Paleocreations.com 2020 <これまで恐竜のお尻の穴(総排出腔)は謎だったのだが、はじめて解剖学的構造が解明された...... > 総排出腔とは、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の一部にみられる、消化管の末端と排尿口、生殖口を兼ねた器官だ。このほど、恐竜の総排出腔の解剖学的構造が初めて解明され、その研究成果が2021年1月19日、学術雑誌「カレントバイオロジー」で発表されている。 ワニや鳥類と類似する機能がいくつか見つかった 今回の調査に用いられたプシッタコサウルスは、中生代白亜紀に生息した体長1〜2メートルの草食恐竜で、オウムのような嘴を持つのが特徴だ。英ブリストル大学のヤコブ・ウィンテル博士は、中国・遼寧省の白亜紀初期の遺跡から発掘され、独フランクフルトのゼンケンベルク自然博物館で所蔵されていたプシ