5月24 風成層のことを軽視しすぎているかも カテゴリ:トレンド地学・ジオロジー 1700年ほど前の古墳の調査に関わりました。私は基本的にこういった歴史的なものや寺社仏閣に関するものにはほとんど興味がない(今を生きるのに精いっぱいなので)のですが、古墳の上の土に関しては興味が持てました。 前方後円墳などの墳墓は、造ったときにはその表面は葺石(ふきいし)で覆われているのだそうです。ところが、いま古墳を見にいっても、このような葺石は見られません。上に土が載っているからです。 これまでの一般的な地質屋の解釈では、どこかから来た土砂が覆った、ということになり、しばしば水害で運ばれたと解釈しますが、円墳には土砂の供給元がないので、なんかいな?という感じでした。よく災害の話をするのに、「遺跡って発掘するでしょ。それはね、運ばれてきた土砂で覆われているからだよ」と災害のイメージを説明していましたが、風成
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