WindowsやMacOSでは当たり前なアプリケーションと(データ)ファイルの対応付けについて,UNIXでは統一した仕組みが存在しなかった.例えば,Windowsはリポジトリというデータベースにアプリケーションと拡張子の対応付けを持っている. Plan9では,アプリケーション間でメッセージをやりとりし,さらにメッセージに応じて,設定されたルールに基づいてアプリケーションをディスパッチする仕組みを提供している.これがPlumber,つまり配管工だ. 例えば,シェルで/sys/docをlcすると,PostscriptやPDFファイルがいろいろリスティングされる.その一つにマウスポインタを合わせて,ポップアップメニューから「Plumb」を選択してみよう.page(1)が起動され,選択したドキュメントが表示されるだろう. ユーザが「Plumb」を選択すると,rioがポインタ位置のテキストをplum