「プーチン首相」は官僚出身の大統領をどうするつもりか――フィナンシャル・タイムズ(1) 2007年12月29日(土)15:09 (フィナンシャル・タイムズ 2007年12月11日初出 翻訳gooニュース) ニー ル・バックリー、キャサリン・ベルトン スパイと言う影の世界で若い頃を過ごしたにしては、ウラジーミル・プーチン氏はなかなか派手な政治家になったものだ。 プーチン氏が自ら与党「統一ロシア」の比例名簿第1位に自分の名前を載せると発表して、世界を驚かせたのはわずか2カ月前。退屈な議会選挙になるはずのものを、大統領自らが出馬することで、大統領の人気投票に変えてしまったのだ。 ロシア政府が堂々と後押ししたせいもあって、誰もが予想したとおり、与党「統一ロシア」は地すべり勝利を収め、そして西側諸国やロシア国内の民主化勢力は今まで以上に激しくこれを非難した。ロシアでは来年3月に大統領