最近ウルトラレバレッジETFについて皆さんから良く質問を受けます。 その大部分は「ウルトラレバレッジETFがちゃんとインデックスをなぞっていない」という指摘です。 先ず事実としてウルトラレバレッジETF、とりわけショート型の商品は所期の設計通りの値動きをしていない場合が多いです。 次に一般論として「そのETFが大多数の投資家がインプリメント(実行)しにくいスキームになればなるほど、乖離が大きい」という傾向があります。 例えば: S&P500をなぞる、ティッカーSPYというETFは乖離が少ないです。 でもS&P500より2倍動くETFだと乖離幅が大きくなります。 さらにベア型ETFでS&P500のマイナス2Xで動くというようなETFなら、通常乖離はもっと大きくなります。 それでは、一体、誰が乖離を発生させているのでしょう? それは個人投資家です。 個人投資家がウルトラベア型のETFを購入する