加藤敏氏(自治医科大学精神医学講座主任教授)=司会 神庭重信氏(九州大学大学院医学研究院精神病態医学教授 水野雅文氏(東邦大学医学部精神神経医学講座教授) 辞書で引いてみると,「弾力性,回復力」などと訳される「Resilience」。近年,この言葉が精神科領域で注目されている。ストレスフルな状況や逆境に陥ったときでも,それを跳ねのけて回復していく力や,その回復過程自体がResilienceであると考えられているが,現時点ではまだ統一された定義付けはされていない。PTSD,うつ病など多様な精神疾患において,予防から治癒まで長いスパンで,そしてポジティブな視野を拓いてくれるのがResilienceだが,実は精神科にとどまらず,さまざまな疾患を診る上で示唆に富むパラダイムでもある。そこで今回の座談会では,そもそもResilienceとはどのような概念なのかといった大前提から,疾患の予防・回復過程
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