依然拘留中の外山恒一さんが、拘置所からブログを更新しています。平均的日本国民に比べ、拘留・逮捕といった経験を圧倒的にポジティヴに使える立場にいるとはいえ、拘置所生活が楽しいわけはないでしょう。わたしの会った限りでの彼はブログの文面ほどダークな人物では全然ないのですが、いい加減腐った気持ちになっているかもしれません。 例によって本気とも煽りともつかないトーンで、謀略説まがいのことを主張していることもあります。「外山陣営はすべてがトロすぎる」で書きましたが、わたしはこの件について、99%ウラはないだろう、と思っています。別段根拠はないので、深い政治的力動が働いている可能性もゼロではありません。しかし今考えているのは、わかりやすい「謀略」でも平凡な(?)お役所的拘留でもなく、より根本的なところで彼の存在が「反権力」であり、余りに「反権力」すぎて権力自身が誰一人「危険だ」「陥れてやれ」といった意識