一方で、精神面ではテツandトモに学ぶことがある。いじけない、だ。 地方営業で彼らが「なんでこんな小さな町でライブしているのか」という気の抜けた雰囲気をかすかにでも漂わせたら、客との一体感は決して得られなかっただろう。僕のように「テツandトモに大満足!」と言いふらす人もいなくなり、別の自治体などから声がかかることも少なくなっていくはずだ。 テツandトモは、いじけるどころか元気いっぱいだった。サービス精神に溢れていた。目の前のお客さんにきっちり向き合うと次につながる可能性が高まることを体験的に知っている人たちだ。その積み重ねによって、地方営業の分野において確固たる地位を得ることができたのだろう。 今日の仕事が自分にとって揺るぎない現実であり主戦場なのだ、と腹にすえて働けるか。唯一無二のプロフェッショナルとして安定的に稼げるようになれるか否かの分かれ道だと思う。