研修の一貫で行われた具体策を検討するブレスト会議では、ゾーンに入るための支援策が幾つか起案された。そのひとつが「雑務カフェ」だ。 カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究では、「レンガの本来とはまったく異なる使い方を発明してください」というクリエーティビティを測るテストで、休憩中にルーチンな作業を無心に行なったグループが最もクリエーティビティを発揮したことが明らかになっている。 雑務カフェはその仕組みを利用して、雑務を共有スペースに置き、無心になって雑務を処理することでリラックスを生み、集中力を高めるというものだ。「雑務はクリエーティビティを高める」というエビデンスのもとに、正々堂々と休める空気作りに寄与するだけでなく、雑務も処理できる。 人事制度も“ノリ”が必要 一方でフロー状態を推奨することは、リスクも伴う。フロー状態、ランナーズハイの状態に入った人間は、得てして自分で歯止めを効かせら
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