ソリューション・ベンダー主催のセミナーに参加すると、彼らから「わが社のソリューションは・・・」という話しを必ず聞かされる。 さて、いかなるソリューションかと聞き耳を立てていると、結局は、彼らの商品の紹介だ。「何が、ソリューションだ!」。そんな思いにいらだちつつも、やはり彼らもまたソリューションの本当の意味を分らずに、この言葉を使っているんだなぁと、ため息が出てしまう。 「ソリューション」という言葉。実は、IT業界では、ちゃんと歴史的な背景に裏打ちされた定義がある。今日は、このあたりについて話しをしよう。 このブログの読者にもかつてのメインフレーム時代をご存知の方も多いのではないかと思う。1964年にIBMが、システム360という「汎用機」を初めて世の中に出した。 従来は、事務計算や科学技術計算、オンライン・リアルタイム系とバッチ系では、処理の特性が異なるため、同じコンピューターを同時に使う
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