28日午後2時ごろ、さいたま市見沼区大和田町1丁目の路上で「男が倒れていてうなっている」と119番通報があった。埼玉県警によると、駆けつけた大宮東署員2人に男が包丁を持って向かってきたため、署員が包丁を捨てるよう警告。空に向かって威嚇射撃もしたが応じなかったとして、それぞれ1発ずつ男の足を狙って発砲し、1発が男の腹部に当たった。署は男を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕。男は搬送先の病院で死亡した。 署によると、男は近くの職業不詳鎌田幸作容疑者(68)で、通報時は左腕付近から血を流していたという。他にけがをした人はいない。金光広和副署長は「亡くなったことは誠に残念。現時点で拳銃使用については適正な職務執行だったと考えている」とコメントした。 現場は東武野田線大和田駅の南西約400メートルの住宅街。
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