延期を求める声が強まる中、国際オリンピック委員会と日本の関係者は予定通りの実施を強調している(2020年3月18日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI/ AFP 【3月22日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、世界のスポーツカレンダーがほぼ白紙になる中で、国際オリンピック委員会(IOC)は東京五輪を4か月後に開催すると強調しているが、延期を求める声は高まっている。 サッカーの欧州選手権(UEFA Euro 2020)は1年延期になり、米国陸上競技連盟(USATF)や米国水泳連盟(USA Swimming)、フランス水泳連盟(FFN)などの有力な国際競技団体は東京五輪の延期を要求している。 ではなぜ、IOCは予定通り実施の姿勢を維持しているのだろうか。 ■まだ4か月ある IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、7月24日の開会式まで