新型コロナ人為論を巡る対立 新型コロナウイルスの起源を巡り、各国の対立が深まっています。中国では3月に外務省の趙立堅副報道局長がTwitterで、米軍が武漢市にウイルスを持ち込んだと主張(後に訂正)し、4月にはアメリカでトランプ大統領が新型コロナウイルスは武漢の研究所を発生源だと主張。先日もポンペオ国務長官が「武漢の研究所から発生したことを示す多くの根拠がある」と発言したと報道され、ウイルスの発生源とその責任を追求する動きを強めています。WHOも5月1日に専門家による緊急委員会の内容を公表し、ウイルスの起源を特定を進めることを表明しており、ウイルスの起源を巡る対立は今後も続くとみられます。 このようにウイルスの起源が国の対立にまで発展している現在ですが、病原体の起源を巡って国家同士の問題に至ることは過去にもみられました。今回はかつてエイズで見られた国際的な偽情報の例から、病を巡るフェイクと