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  • 第273号(2024年7月22日)「プーチンの平和」を拒絶するために 非・超大国なりのリアリズム|ユーリィ・イズムィコ

    【インサイト】「プーチンの平和」を拒絶するために 非・超大国なりのリアリズムウクライナNATO加盟をめぐる議論 ワシントンで開催されたNATO首脳会合の模様 7月9日から11日にかけて、米国でNATO首脳会合が開かれていました。 これに先立ってはNATO事務総長の交代が決まったり(現在のストルテンベルクからオランダ元首相のルッテへ)、3年連続で日韓の首脳が参加したりといったことはあったものの、ウクライナ支援に関しては今ひとつピリッとするところが少なかったように思います。 まず挙げられるのはウクライナNATO加盟問題でしょう。現在進行形でロシア戦争をやっている国をNATOに入れるわけにはいかないことは当然ですが、首脳会合前には意外とこの話が盛り上がっていました。というのも、今回の首脳会合ではウクライナの加盟に向けた「ブリッジ」、すなわち加盟への具体的な道筋を示せるかどうかが一つの焦点と

    第273号(2024年7月22日)「プーチンの平和」を拒絶するために 非・超大国なりのリアリズム|ユーリィ・イズムィコ
    Gl17
    Gl17 2024/07/23
    宇のNATO加盟を確約すると露とNATO戦争に繋がるという一部の反対論について、戦争実態を見ればNATO云々はむしろ侵攻阻止に向けたプーチンのブラフであり、眼目は宇の独立性阻止なのでそちらに誘導されると判断を誤ると。
  • 第248号(2023年12月18日) ロシア戦略ロケット部隊の将来像と尽きる米国のウクライナ支援予算|ユーリィ・イズムィコ

    【今週のニュース】米国のウクライナ支援予算、ついに尽きるブリヤートに新たな輸送機連隊 ブリヤート共和国のウラン・ウデにロシア航空宇宙軍の新たな輸送機部隊として軍事輸送飛行隊第600連隊が設立された。同連隊は元々ソ連時代の1963年に設立され、1981年にIl-76装備となったが、1999年に解散されていた。上級部隊は2017年に再建された軍事輸送飛行隊第18師団で、第600連隊はその隷下にある4つ目の連隊である。装備機種はIl-76MDだが、これは予備保管されていた機体を現役復帰させたものであるようだ。 中露爆撃機の合同パトロール 12月14日、中国のH-6爆撃機2機とロシアのTu-95爆撃機2機が日海から東シナ海にかけての空域で合同パトロールを実施した。両国の戦闘機やロシアのTu-142哨戒機、中国のY-8電子戦機も合流し、合計17機が関与したと見られる。 中露の爆撃機による合同空中パ

    第248号(2023年12月18日) ロシア戦略ロケット部隊の将来像と尽きる米国のウクライナ支援予算|ユーリィ・イズムィコ
    Gl17
    Gl17 2023/12/19
    巨大な悪影響も世界規模なら即時自らに降りかかる訳でないので、むしろ悪影響デカい程「脅しの道具に便利」と考えるのがトランプや共和党。反ポリコレ系の発想概ねこれ。足引っ張りつつ良識派の対策をアテにしてる。
  • 第227号(2023年6月26日)博士(たち)の異常な愛情|ユーリィ・イズムィコ

    【今週のニュース】ベラルーシからロシアへの弾薬供給量は ほかウクライナにクラスター弾頭型HIMARSを供与? 6月22日、ロイター通信は、米国がHIMARS用のクラスター弾頭搭載型ロケット弾(DPICM)の供与を検討していると報じた。 DPICMは2008年のクラスター弾禁止条約による禁止対象に入っている。米国はロシアと同様に同条約の批准を拒否しているが、米軍の現役装備から外すという措置をとった。今回の件はそれをウクライナに供与しようということのようだが(なお、ウクライナもクラスター弾禁止条約は未批准)、議会による反対や同盟国との関係を慮ってまだ決定されていないという。 ベラルーシからロシアへの弾薬供給量は13万トン ルカシェンコ政権に批判的なベラルーシ鉄道従業員たちの告発によると、開戦以来、ベラルーシは13万トン以上の弾薬をロシアに供給した。おそらくはベラルーシ鉄道の内部資料によると思わ

    第227号(2023年6月26日)博士(たち)の異常な愛情|ユーリィ・イズムィコ
    Gl17
    Gl17 2023/06/26
    『人間にとって本質的な価値、すなわち、家族、祖国、歴史、男女愛、信仰、高次存在への奉仕などを否定するに至った。これらは西側諸国を「リベラルな全体主義」へと導く』…西側保守発言でも既視感あり過ぎる妄言。
  • 第225号(2023年6月12日) ウクライナ、ついに反転攻勢へ/ロシア軍需産業の内幕|ユーリィ・イズムィコ

    【今週のニュース】ロシア軍需産業の内幕に関する報道まとめ 開戦後、ロシアが軍需産業を戦時体制に切り替えて弾薬や兵器の増産を図っていることはこのメルマガでも幾度か報じてきた。ただ、プーチン大統領が最近、「近代的な兵器は十分ではないが、軍需産業に関する問題は全て解決できると信じている」と述べるなど、色々と課題が多いらしいことはロシア側も隠していない。 パーヴェル・Mの自殺未遂事件 こうした中で『ノーヴァヤ・ガゼータ・ヨーロッパ(NGE)』に興味深い記事が掲載された。現在、ロシアで戦車の新規生産を行っている唯一の工場であるウラル車両工場(UVZ)の職員が給料の低さに抗議して自殺未遂を企てたというもの。NGEによると、パーヴェル・Mというこの職員は民間用鉄道車両を製造する部門で勤務していたが、それまで10-11万ルーブルあった給料が突然1万1000ルーブルに引き下げられたことを経営陣に抗議したが、

    第225号(2023年6月12日) ウクライナ、ついに反転攻勢へ/ロシア軍需産業の内幕|ユーリィ・イズムィコ
    Gl17
    Gl17 2023/06/12
    ロシアで「労組に参加した」咎を責められて減給や不当配転される(反抗しない労働者は超ブラック)。権威を追従して政権批判を軽視するとこうなる見本か。共産党を露シンパ呼ばわりする連中はこういう抑圧の側だよな。
  • 第223号(2023年5月29日) ウクライナの「パレスチナ化」と「イスラエル化」|ユーリィ・イズムィコ

    【今週のニュース】ベラルーシへの戦術核兵器配備続報ベラルーシに戦術核兵器配備を「開始」 ルカシェンコ大統領 5月25日、モスクワでのユーラシア経済フォーラムに参加したベラルーシのルカシェンコ大統領は、同国への核兵器の移送に関する文書に署名したとプーチン大統領から口頭で知らされたと述べた。その上で、核兵器の移送が「始まった。既に始まった」と2回繰り返して述べたが、実際に自国に核兵器が既に存在しているかどうかは「帰国してからたしかめる」とした。 一国の大統領が自国への核兵器配備について口頭で知らされるだけであり、実際にどうなっているかは帰ってたしかめるしかないというのはロシアとベラルーシの力関係を示すエピソードといえよう。 なお、同日、ロシアのショイグ国防相とベラルーシのフレニン国防相は、ベラルーシ領内における核兵器の保管手順に関する合意書を締結した。この文書について、ショイグは、ベラルーシに

    第223号(2023年5月29日) ウクライナの「パレスチナ化」と「イスラエル化」|ユーリィ・イズムィコ
    Gl17
    Gl17 2023/05/29
    プーチン再選から大規模動員になり、更にトランプ再選となれば「最悪の展開」も…。安全保障的に共通認識に近いと思われるが、未だ"トランプなら戦争を停められる"とか主張する層がリアリスト面で大手振ってるのが…
  • 第194号(2022年10月17日)部分動員開始から約1ヶ月 プーチン発言から読み解く|ユーリィ・イズムィコ

    【NEW CLIPS】結婚を急ぐ出征兵士たち サンクトペテルブルグのクロルト地区結婚登記所(ZAGS)で、動員された兵士たちの合同結婚式が開催された(願わくば彼らの誰も死なず、殺さずしての元に帰れるように)。 【今週のニュース】スロヴィキン上級大将をウクライナ作戦司令官に任命 ほかベラルーシは参戦するか? 10月15日、ベラルーシに大規模なロシア軍部隊が到着した。10日にベラルーシのルカシェンコ大統領が発表したロシアウクライナ合同部隊(地域集団軍:RGV)の第一波とされている。 ルカシェンコによれば、これはロシア・ベラルーシ連合国家の西部国境(つまり対NATO国境)の状況が悪化したことをうけた措置であるが、RGVは戦時に編成される合同部隊である。素直に受け取るならばベラルーシが戦時体制に入ったということだが、ルカシェンコ政権はこれまでも「ロシアが安心して戦争を継続できるようにベラルーシ

    第194号(2022年10月17日)部分動員開始から約1ヶ月 プーチン発言から読み解く|ユーリィ・イズムィコ
    Gl17
    Gl17 2022/10/17
    プーチンが明言した動員基準が100%空手形な件「ロシア人は紙になってないことは信用しない」は自衛手段なんだな。口頭答弁で済ませて条文化せず、総理の自分を信じないのは失礼~とかで全部押し切った安倍氏と酷似。
  • 第172号(2022年4月10日)「戦費でロシアが破産」論を考える|ユーリィ・イズムィコ

    今回はまず手前味噌で新著の紹介をさせていただきたいと思います。 ロシアという国について、一般の読者に分かりやすく説明するようなを、というお話をPHP研究所さんからいただいたのはたしか一昨年くらいのこと。ただ、新しくを書いている余裕はとてもないので、編集者の方に聞き書きをしてもらって「語り下ろし」にする、ということになりました。 それから昨年秋くらいまで掛けて数回聞き書きをしてもらい、書の完成に至りました…と言いたいところだったのですが、ここで番狂わせが二つありました。 第一に、のゲラが出来上がったところでロシア戦争を始めてしまい、果たしてこのの位置付けをどうしたらいいものか頭を抱えてしまったことです。政治や軍事について書いた部分は事実ベースで修正が必要になりましたし、そうではない、ロシアの社会やロシア人についての描き方もこのままではダメだろう、という想いがありました。 第二の

    第172号(2022年4月10日)「戦費でロシアが破産」論を考える|ユーリィ・イズムィコ
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    Gl17 2022/04/11
    戦費で露が破綻説は眉唾と思っていたが、根拠らしきものは「過去貯金+将来損失」であって現在の経費ではないと…ミサイル代とかそりゃそうだよね。経済界のコンサル企業は聞き手の聞きたい話のデッチ上げが業務。
  • 第95号(2020年8月17日) ベラルーシ大荒れの背景は?ほか|ユーリィ・イズムィコ

    存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ベラルーシ大荒れの背景は?(その1) 日ではあまり報じられていませんが、ベラルーシ情勢が大荒れの模様を呈しています。 1994年からルカシェンコ大統領による独裁が続いてきた同国ですが、8月9日に行われた6回目の大統領選を機に反政府運動が盛り上がっており、国営企業でのストにまで発展している他、政府の治安部隊や軍からも反体制派に身を投じる人々が相次いでいます。 しかし、盤石と見られていたルカシェンコ体制がここへきて何故、急に揺らぎ始めたのか。私はこの辺は専門ではありませんので、初の試みとしてゲスト・ライターをお迎えして解説してもらうことにしました。 以下、モスクワ在住国際政治アナリスト村上大空氏による解説の第1回をお届け増します。 連載:ベラルーシ大

    第95号(2020年8月17日) ベラルーシ大荒れの背景は?ほか|ユーリィ・イズムィコ
    Gl17
    Gl17 2020/08/17
    「デモは法律で認められる範囲でなされるべき」、国が腐敗すると公正調査が存在しないので信憑性を問わず反体制アンケくらいしか依拠できない等、どこかで聞いたような…。他候補は出馬妨害に遭った中で残った一人。
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