なんとなーく頭でわかっているつもりになっていたものをちゃんと手を動かしてやっておきたい。 まず、インポータンスサンプリングについて一言で説明しておくと 「ある量の期待値を計算したいという状況において、その確率変数が大きな値を取る個所を重点的*1にサンプリングしてやることで、期待値評価の精度をあげる手法」 ということができる。 問題設定としては以下のような期待値評価をモンテカルロ法で計算したい、そんな状況を考える。 意味合いとしては「指数分布に従うxを使って正規分布(ガウシアン)的な関数の期待値を評価したい」ということ。 ここで,は適当に決める定数で、今回はそれぞれ10000, 6と設定した。 この積分自体は解析的に計算できて となって、以下ではこの答えをきちんとモンテカルロ法で再現できるかどうかというのが問題になる。 まずはパス数を1,000パスとしてR言語を使って評価したい関数を定義する
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