今回は、写真好きな若者を中心に絶大な人気を集めている写真家、テラウチマサトさんの登場です。2月4日から開催されるRING CUBEでの写真展「タヒチ 海と陸、昼と夜の間」の準備も大詰めの1月下旬の穏やかな冬晴れの午後、PHaT PHOTO編集部がある原宿近くのカフェでお話を聞かせていただきました。 ■いよいよ写真展がスタート! ふー(以下ふ):早速ですが、まず最初に今回の写真展のテーマについてお話しいただけますか? テラウチ(以下テ):おととしタヒチを訪れたときに、タヒチは沈んでいく島だということを知りました。目の前に広がるブルーラグーンが毎日少しづつ沈んでいるのだと。沈みゆく島とそれを飲み込んでいく海のコラボが無常の「美」を作り上げていることに深く感銘を受けたのです。そして昨年再び訪れた時に、午前3時過ぎからの満天の星空や、日の出の前の、徐々に夜の闇が薄れていく素晴らしい光景に出会いまし