【10月31日 AFP】喫煙者に報奨金を与えて禁煙への意欲を高める方が、単に禁煙方法に関する助言を与えた場合に比べて禁煙の成功確率がはるかに高いとする米国の研究結果が30日、発表された。 米医学誌「JAMAインターナル・メディシン(JAMA Internal Medicine)」の電子版に発表された研究論文によると、このアプローチは喫煙者数を削減する手段を提供する可能性があるという。米国の喫煙者数は近年、全人口の約5分の1で横ばい状態となっている。 喫煙率は、貧困層の間でより高く、論文の参考資料によると、2015年の米国の喫煙率は貧困ライン未満の人口で26%だった。貧困ライン以上の人口では同14%だったという。 米ボストン大学医学部(Boston University School of Medicine)などの研究チームは、被験者352人を対象とする無作為化臨床試験を米マサチューセッツ(