今は大人だけでなく、子供たちにも成人病や肥満と診断される一方で、両親からの教育や友人からのアドバイス、メディア媒体やダイエットなど、ちょっとしたキッカケから、ベジタリアンになる子供たちが米国では増えているようだ。例えば、Vegetarian Resource Groupによると、8歳から18歳までの子供1258人を対象に全米で調査したところ、1995年には1.4%だったものが、現在では3%にまで拡大しており、米国では牛肉や鶏肉といった肉類やシーフードなどを食べないベジタリアンの子供が140万人以上いると推計されている。 もちろん野菜を中心とした食事は、肉ばかりの食事よりも本質的には健康である。過剰な動物性タンパクを中心とした食事によって、男性・女性ともに、慢性的な成人病や早期死亡リスクが高まることは明らかである。また、野菜を中心とした低炭水化物の食事は、血管関連の疾患・死亡率を低下させるこ