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文章とoutdoorに関するGriffinのブックマーク (2)

  • 『百年前の山を旅する』文庫解説 by 角幡 唯介 - HONZ

    当の登山へのオマージュ解説 大学を卒業してから2年ほど、まともに仕事もせずにぶらぶらしていたことがある。学生時代に探検部で活動していたせいで、卒業してからも探検家になるという夢を捨てきれなかった私は、過ぎ去っていく青春にしがみつくように貧相な暮らしを続けていた。半年間ほどのニューギニア島の旅から帰国した後、登山仲間から土方のアルバイト先を紹介してもらい、工事現場に何週間も寝泊まりして、昼間はスコップを振るい、夜は作業員の事を作り、酒をかっくらって疲れ果てて眠る。そして時折、休みをもらって山を登りに行く。そういう生活だった。 物書きになりたいという欲求は、当時はさほど強くなかったと思う。でも文章を書くことは嫌いではなかったので、登山記録を何度か「岳人」という名前の山岳雑誌に投稿したことがある。「岳人」には「登山クロニクル」という登山記録を紹介する短信欄があり、ちょっと目立ったものであれば

    『百年前の山を旅する』文庫解説 by 角幡 唯介 - HONZ
  • 『白夜の大岩壁に挑む クライマー山野井夫妻』 文庫解説 by 服部 文祥 – HONZ

    個人的「山野井泰史」史 この解説は難しい。私も登山家などと呼ばれているが、山野井泰史とは登山家としての器に差がありすぎて、解説の執筆は自分の小ささを強調することになりかねない。ただ、通り一辺倒のことを書いてお茶をにごすなら、私が書く必要はない。個人的なことになるが少し付き合っていただきたい。 我々の世代で登山を志す者にとって山野井泰史は物のスーパースターだった。 もちろん私も憧れた。大学で山登りを始め、その世界に魅せられて、山野井泰史のようになりたいと思っていた。だが、人生のすべてを捧げるほど、登山や自分の才能を、信じることはできなかった。大学卒業と同時に就職して「まともな社会人になる」というのは、日教育が長年かけて強固にすり込む世界観の1つである。学歴社会全盛期の受験戦争をかろうじて生き残ってきた大学生の私にとって、その世界観を否定するのは難しかった。そして、卒業の見込みが立った年

    『白夜の大岩壁に挑む クライマー山野井夫妻』 文庫解説 by 服部 文祥 – HONZ
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