学校行事で登山中だった私立城星学園小学校(大阪市中央区)6年生の男女2人が行方不明になった滋賀県高島市マキノ町の赤坂山(823・8メートル)で、滋賀と福井の両県警、自衛隊、山岳関係者らが28日も山中の捜索を続けた結果、同日午前11時55分ごろ、2人が無事発見された。2人は町内の病院に搬送されたものの、大きなけがはないという。 滋賀県警によると、児童2人は同日午前11時55分ごろ、登山口の付近で、自力で下山してきたところを、県警高島署員が発見。服装や顔の特徴などから本人と確認した。脇道の方が正しいと思った 県警によると、行方不明になった2人のうち男児は「脇道の方が正しい道と思った」と話しているという。登山道から脇道に入って西の方角へ進む途中で迷ったことに気づいたが、男児が「川の流れに沿えば琵琶湖に出られる」と提案。川沿いを歩いた結果、大きな滝まで迷い込んで立ち往生したという。