【水戸部六美】神戸市長田区の街頭でスマートフォンをかざすと、その場所の阪神大震災当時の写真が画面に表示される「震災写真アーカイブマップ」を神戸市が開発した。復興した風景と見比べながら、19年前の震災の記憶を継承するのが狙いだ。 対象は、JR新長田駅周辺の「新長田南地区」と「新長田北地区」、JR鷹取駅南側の「野田北部・鷹取東地区」の3地区98カ所。専用のアプリを起動して画像データがある場所に立つと、当時の写真が画面に表れる。撮影時と同じ方向にスマホを向ければ、現代と当時の風景を重ねて見ることができる。