"手際の良いAさんは掃除1時間、料理2時間でこなす。どんくさいBさんは掃除4時間、料理3時間。家事にかける時間はAさん3時間、Bさん7時間ね。 ここで、AさんがBさんのぶんまで掃除して、BさんがAさんのぶんまで料理すると、家事にかける時間はAさん2時間、Bさん6時間と、二人とも楽になる。" - 上のような、TPPに関連してよく見かけるようになった「比較優位」の話で、実はなにがわかるかというと、 Aさんが比較的得意でない料理を自分でやろうとすると1時間損をするのと同じように、一般の素人がにわか政治をしようとすると損をするということなんだね。 これは、経済学が民主主義の失敗を予見していたってことで、それに比べると、貿易はゼロサム・ゲームでないとか、全体的に生産性が高い国と低い国が貿易して両方得するとか、そんなのは些細な問題だったんだ。 ただ、役に立てない趣味にお金をつかえるというと豊かに感じる