いまも「ZIP」が使われる理由 少し前のニュースだが、ISDNのデータ通信サービスが2020年度後半にも終了予定だという。NEXTSTEPを使っている頃はフレッツISDNだったなあ、などと往時を振り返りつつ、目の前のデスクトップに当時と変わらぬファイルがあることに気がついた。ZIPファイルだ。LHA/LZHはほとんど目にしなくなったが、ZIPはバリバリの現役と言っていい。 いまなおZIPなどアーカイバは多くのユーザに利用されている。その最大の理由は、おそらく「書庫化」だろう。ナローバンドの時代、ファイルを圧縮せずにメール添付しようものなら非常識呼ばわりされたものだが(少し大げさ?)、帯域がリッチになり受信可能なメールサイズも拡大されている現在、スプレッドシートやワープロ文書を未圧縮のまま添付しても責められることはない。 しかし、小さなファイルを20も30も添付したら……そう、データサイズよ