女の子たちがグループで遊ぶ姿を観察していると、 年少さんの時点で、(男の子なら年長さん……) 友だちの輪に入って仲良く遊ぼうと思うと、かなり高い人間関係的知能が必要です。 よく言う「空気が読めて」いるかいないかで、 仲間はずれにされたり、女の子集団によるいじめを受けたりする 姿を見かけるのです。 だから女の子は、年少さんまでに人間関係的知能を高めておかなきゃダメ、 環境を状況判断できる力が必要というわけではないのです。 それが苦手な子がいるのはもちろんですし、 そうしたことが苦手な子は、別の部分で非常に優れたところが ある場合がよくありますから、「個性」の問題で、 優劣とは何ら関係がありません。 けれど、困るのは、お友だちの輪に入れない「本人の悲しさ」や 「自己否定感」です。 それと重要なのは、 その場をおさめる目的だけの親や先生の介入や アドバイスの言葉を信じ込んで、 友だちに高圧的な態