最近の「富士山噴火」のニュースに接して再び思い出した。 そういえば、5年前、ダイヤモンドオンライン(http://diamond.jp/articles/-/6080)で記事を書いた時も同じ心境に駆られた。 いったい日本の言論空間、とくにメディアはなぜこうも遅れ、幼稚で、そしてアンフェアなのだろうか。 「富士山噴火」について、5年前の記事を再掲しよう。 ※ 週刊新潮の記事(「特別読物」300年前の悪夢「富士山」宝永の大噴火)を読んで、約15年前の出来事を思い出してしまった。 〈「この1万年の中で富士山は100回以上の噴火が起こっているが、空高く噴き上がるほどの大噴火は3、4例しかない。その1つが宝永の噴火で、非常に大規模なものです」と語るのは東大名誉教授で富士山ハザードマップ検討委員会委員長の荒牧重雄氏――(略)〉(週刊新潮/12月13日号) 宝永の大噴火は1707年12月、今からちょうど
2012.02.26 火山学の権威・鎌田浩毅京都大学教授の寄稿~「富士山は100%噴火する」 サンデー毎日 2012/03/04号 カテゴリ:ニュース ■20世紀以降はM9地震の後に噴火 1703年に元禄関東地震(M8・3)が起き、その35日後に富士山が鳴動を始めたのです。さらに4年後には、宝永地震(M8・6)が発生しました。この宝永地震は先に述べたような数百年おきにやってくる「三連動地震」に一つです。 その宝永地震の49日後に、富士山は南東斜面からマグマを噴出し、江戸の街に大量の火山灰を降らせたのです。新幹線の車窓から富士山を見ると、中腹にぽっかりと大きな穴が開いていることに気付きます。これはそのときに開けた火口で、宝永火口と呼ばれています。1707年の噴火は、富士山の歴史で最大級の大噴火でした。 宝永噴火では、直前に起きた二つの巨大地震が、地下のマグマだまりに何らかの影響を与えたと考え
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