光や音の波を計算機制御することを専門とする研究者(筑波大准教授)として実績を重ねつつ、メディアアーティストとしても活躍、最近はテレビ番組のコメンテーターも務め、ほぼ毎月著書を出している落合陽一さん。いつも腰にカメラをぶらさげ、打ち合わせや取材の現場でも、ひっきりなしにシャッターを切っている。自身のTwitterやInstagramアカウントに盛んに投稿しています。 小学生4年生の時に、初めてデジタルカメラを両親から譲り受けて以来のカメラ好きだという落合さんは、近著(※1)で「自分の目で見た世界を発信し続けることで誰かに視座を共有したいという思いがあるのかもしれません」と書いています。 今月、写真を中心とした個展を開催する落合さんに、カメラと写真撮影への愛情をテーマにインタビューしました。 ――いつも持ち歩いているカメラの機種はライカでしょうか 落合 数年前までは違う機種でしたが、今はライカ