音楽やマンガなど、圧倒的な熱量を注ぐ「好きなもの」をおもちの方に、こだわりの住まいをご紹介いただく本企画「趣味と家」。第10回目は「本」をこよなく愛するライター・小林白珠さんに寄稿いただきました。「もう本を処分したくない」という気持ちから、床抜けの心配がある賃貸暮らしにピリオドを打ち、書庫付きの平屋戸建てを建てた小林さん。ただただ「本」をたくさん収納するためだけの空間をつくり上げるまでの経緯と、愛猫のためにこだわった点などを紹介します。 詳しいことは長くなるので割愛しますが、いくつかの出会いや別れやあれやこれやがあった結果、突如私は家を建てようと決めました。一戸建てです。たぶん一生に一度の買い物です。せっかくだから書庫をつくりました。 小林さん邸の間取図 都心から電車で1時間半ほどの関東地方の田舎に建てた、人間1人と愛猫1匹のための平屋。3LDKのうち、LDKを除けば一番広い部屋は「書庫」