長距離旅行の許可が出たので、保護者同伴の旅に出た。 同じ頃に入院、手術した身内のことがずっと気に懸かっていた。見舞いを兼ねての旅。 大病にも拘らず明るい笑顔だったのがうれしかった。 心づくしの手料理を二組の夫婦が囲む。スペインのシャンペンが彩(いろど)りを添える。 何くれとなく世話をする伴侶の姿がうれしい。 * * * 正面から病気を受けとめる覚悟が心に沁みた。 心の通った友人と作っている布絵本を見せてもらった。 「おかあさん」というタイトルの絵本には、さまざまの動物の親子が姿を写す。 その手触りと雰囲気がとても暖かい。 そんな手作りの作業に気持ちが向いていること、一緒に作ってくれる友人がいることがうれしい。 少しでも一緒の時間をとりたくて、毎日通った。 双方とも体調のいい、元気なときに会えたのがなによりだった。 * * * 汽車を乗り継いでの旅だった。 泊
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