トヨタ自動車が7月から、ハイブリッド車の新型プリウスなどを生産する国内3工場で、休日出勤を復活させることが、26日分かった。エコカー減税や買い替え補助の対象車種の販売が好調で、残業復活に続き、土曜日も工場を稼働させて対応する。休日出勤は昨年末以来となる。 対象は、トヨタの堤工場(愛知県豊田市、従業員約5千人)と、生産子会社であるトヨタ車体の富士松工場(同県刈谷市)、いなべ工場(三重県いなべ市)。堤、富士松はプリウス、いなべは高級ミニバンのアルファードとヴェルファイアを生産している。いずれもエコカー減税の対象車だ。7月の休日出勤は、堤と富士松が11日、いなべが4、11日。 5月に発売した新型プリウスは、受注台数が20万台に達した。いま注文しても納車は来年2月中旬以降という状況で、豊田章男社長は23日の株主総会で「生産態勢を見直すなど懸命な努力を重ね、一日も早い納車に努力する」と、増産を急