2007年08月23日22:20 カテゴリ投資と経済 やがて多くの日本人が、海外で富を得ることを考えるようになる。 やはり世界は福井総裁の発言に注目していました。「前回会合に比べ、経済実態の判断は多少前進しているかもしれない 」。日銀は利上げを見送っただけでなく、景気のゆくえをめぐる強い判断も出せませんでした。9月になれば「猛暑効果」という活字が躍るんでしょうが、きょうのロンドン市場は強い「円売り&ポンド買い」で応えました。ポンド・ドルは、2.0000を回復。私にはユーロなど他の通貨がポンドに追随しているように見えました。多くのアメリカ人が眠っているあいだに、日銀とロンドン市場がドル円を117円まで押し上げたわけです。日本人が考えている以上に円の動向への関心は強く、そしてロンドン市場の影響力が高まっている事実を改めて確認しておきたい場面です。ブルームバーグには「円キャリー再開」と出ています